オールドルーキーとは呼ばせない

まだ終わっちゃいないぜ

世にアスリートが歓迎されるのは、結果は勿論であるがその途上の努力に感動をもらえるからである。自分には到底果たしえない努力を、夢を実現してくれるからである。NBAに挑戦することは大きな「冒険」ではあるが、「冒険」の積み重ねが人生そのものであると言えないこともないだろう。


「父親の感慨」阿部 征一さんの文章から

京子先生と初めてお会いしたのは去年の十一月の中旬、意学環境研究所で小笠原代表に預かってもらっていた本を受けとりにいった時でした。自身の書オールドルーキーの編集をしてくれた島本さんが代表の先輩にあたる方で吉祥寺に来た時に本を預けてくれていたからです。また島本さんは京子先生の著書の編集もされた方なので、以前に京子先生の著書人のプロをめざそうよを読んで京子先生の事は知っていたのですがお会いするのは初めてでした。この日は代表から本を受けとりそのまま帰るつもりで研究所を訪ねたのですが、代表が引き止めて下さり、しばし話をすることになったのです。

この頃の自分は夢であるNBA選手になれず失望して日本に帰国した時だったので表情もさえていなかったのだと思います。今後どうしていったらいいか本当に迷っていたのですが代表の計らいで京子先生とお話しさせてもらえる事になり、その時が記念すべき初対面となりました。そのときの自分は恐れ多くもセンセイを試すような質問をなげかけたのですが、それに答えられる京子先生はすごい人なんだなぁ~と今思えばとても失礼なことを感じていました。しばしカンゲンイオンをかけにくる事を勧めて下さり、また帰り際にはたくさんの食料を持たせてくれて送りだしてくれました。初対面の自分になぜそこまでしてくれるのか、なぜそこまでできるのか?京子先生の暖かさとともに驚きも感じていました。

それ以来身体の不調を改善するためセッセと通っています。会うたびに京子先生の愛の大きさが無限であること、少しずつですがわかってきてる気がします。京子先生の生き方こそが人間の善なる本質を表しているのだろうと。ために生きる、人を喜ばす喜び、愛に溢れた京子先生の教えを少しでも実践していこうと心掛けている毎日です。

阿部 理