EQ向上活動

Ⅰ.自分へのご褒美 “ βエンドルフィン ” は、他人(ヒト)を喜ばせた喜びを感じたときに最も多く分泌されます。

“情けは人の為ならず” という諺がありますが「人を喜ばせることができた!」と喜びを感じた時、実は、自分自身が嬉しかった時よりもずっと多く、ずっと長く脳からβエンドルフィン=別名:ご褒美ホルモンが分泌されます。なぜご褒美かって、それは、βエンドルフィンは人の身体の免疫力を向上させる働きがあり、結果、ナチュラルキラー細胞が活性化するのです。

他人をハッピーにすればする程、このご褒美ホルモンが多く分泌され、免疫力がアップして元気に過ごせるという訳で、つまり、他人を喜ばせることは「自分へのご褒美」なんです。

Ⅱ.人を喜ばせることが一番の「薬」

人を喜ばせることで得られた喜びが免疫力を向上させ、どんな名薬よりも効果的に身体に作用し、疲労回復薬にも、若返り薬にもなり、ひいてはあなたの脳力アップへとつながる、、、。つまり、他人に愛を分けて喜んでもらい、それを見てあなたが嬉しくなる程に、高いサプリメントより効果的なご自身の身体を元気にするお薬をたくさん手にできるということですね。

この「お薬」、もちろんどんな治療薬と組み合わせても副作用はまったくありませんのでご心配なく。

Ⅲ.人間の本質は「人を喜ばせる」こと。

人間は自分より弱い者を守ること、自分以外の人を受け入れること=「人の喜ぶ行動をとること」が予め能力としてインプットされて生まれてきます。人間独自の性質として、だれしも他人を喜ばせることが自然にできる筈なんです。ですから「いじめ」は人間としては「誤作動」であり「病気」だといえます。

Ⅳ.人を思いやることでEQ向上!学力向上!

自由競争社会の中で、私たちは知力向上を目指して教育を受けてきました。そして今もなお、IQ重視の傾向は変わっていません。

人間として備えるべき本質的知力とは、脳力と精神性が組み合って創造されるもので学力はその一部分です。ですから、学力だけを追求し、本質的知力が伴わないと競争が先行して多くの問題が起きてきます。いじめ、不登校、学力低下、学級崩壊など、教育現場での問題に加え、子供たちを巻き込む多くの悲劇的犯罪も問題のルーツは一緒かもしれません。

現代のような社会に生きるためには、身の安全を考慮しつつ、個々の本質的知力を磨くEQ向上教育を強く推し進めなければなりません。

自分以外の他人(ヒト)のことをどれだけ考え感じられるか。また、どれだけ自分以外の他人(ヒト)のために行動できるか。実はこの2点の思考が、人間の本質にある知力を拡げる鍵なのです。鍵の使い方、用い方を学ぶことで心を豊かにすれば、本質的知力が拡がる。すると、脳内ネットワークが活性・拡大してEQ向上につながり、結果としてそれはそのまま学力向上のベースになるというわけです。

EQ
Emotional Inteligence Quotient/心の知能指数
Emotional Quality/心の豊かさ、心の知性

もうお分かりですね。
Ⅰ~Ⅳにあるように『ヘルプの喜び運動』は、他人(ヒト)にはもちろん、自分にも嬉しい作用があるんです。